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Linux(Ubuntu)を仮想マシンにインストール
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Linux(Ubuntu)を仮想マシンにインストール
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VirtualBoxなどの仮想化ソフトがインストール済みであると仮定して解説します。
まずUbuntuを入手しましょう。Linuxは本来カーネル単体のことを指します。OSとして使えるようにするには各種ライブラリやコマンドなどを用意しなくてはなりません。そう言ったものを整備して配布している団体・プロジェクトのことをディストリビューションと呼びます。Ubuntuはそのうちの一つです。
さっそく、OSのイメージを入手しましょう。プロジェクトページからダウンロードしてもいいのですが、大抵混んでいてダウンロードに時間がかかります。そこで、理化学研究所が提供しているミラーページからダウンロードします。いくつか項目がありますが、このうち 18.04/ を選択してください。
Ubuntuは年に2回、4月と10月にリリースされます。また、2年に一回のペースで長期サポート版(LTS)というものがあります。現在の長期サポート版は16.04、18.04です。
OSイメージがダウンロードできたら早速、仮想マシンにインストールしましょう。はじめてVirtualBoxを起動すると次のような画面が表示されるはずです。
右上の新規をクリックしてください。
Ubuntuの推奨システムは
メインメモリ: 2GB
ハードディスクの空き容量: 25GB
2GHz以上のデュアルコアCPU
なので、仮想マシンの設定は、
メインメモリ: 2048MB
ハードディスク容量: 30GB
にしてください。
設定が完了したら起動ボタンを押して起動してください。初回起動時は以下のようなウィンドウが表示されるはずです。ここで先ほどダウンロードしたUbuntuのisoイメージを指定してください。
起動が完了すると次のようなインストールウィザードが表示されるはずです。左側から日本語を選択して Install Ubuntu
をクリックしてください。
なお、残念ながらこの段階では解像度の調整ができません
インストールは非常に簡単で、基本的には 続ける を押し続ければ問題ありませんが、3番目の項目「アップデート他のソフトウェア」では 「最小インストール」 を選択してください。
ユーザ名を設定する箇所はお好きなものを設定してください。後は放っておけば完了します。
インストール後、初めて起動した際に、ソフトウェアの更新をするか聞かれます。インストールすることをお勧めします。
もしインストール後、黒い画面から遷移しなくなった場合は、Enterキーを一回押してみてください。
解像度の調整をしたいので、VirtualBox Guest Additions をインストールします。
VirtualBoxのメニューにある Devices
から Insert Guest Additions CD image...
をクリックしてください。自動起動するかどうか聞かれるので起動を選択してください。インストールが完了すれば解像度が最適化されるはずです。
インストールが完了したら、デスクトップのCDアイコンを右クリックして「取り出す」を選択してください。
最後にDockerをインストールします。Dockerにはroot権限を要求するものとrootless のものの2種類があります。ここでは、ひとまずrootless Dockerを入手しインストールします。そのために、いくつかのコマンドをインストールします。
まずは、Windowsのスタートボタンがある位置にあるボタンをクリックしてください。検索窓に「端末」と入力しターミナルを起動してください。そして、以下のコマンドを入力してください。
1行目のコマンドを実行した際にパスワードを要求されます。自身が設定したパスワードを入力してください。インストール完了後次のコマンドを入力してください。
処理完了後、次のような表示がされると思います。(環境によって記載されている内容が異なる可能性があります。)
この例の5・6行目にあたる箇所を見つけて、以下のコマンドの2・3行目にあたる項目を置き換えた上で入力してください。
その後、次のコマンドを入力してください。
これでDockerがインストールできたはずです。早速使ってみましょう。
クジラがHello! と言っていれば完了です。
再起動時に
と出た場合は、
を実行してください。
Ubuntuではコマンドラインかシステムを終了する事が出来ますが、手っ取り早くGUIでの方法を説明します。
右上のバッテリーマークをクリックし右側の電源アイコンをクリックし電源をオフを選択してください。